竜田揚げの権利と自由を蹂躙したとして告訴された成金新巻鮭は、善後策を練るために、
近所の美食家でもあるサッカー選手に憑依して、市立図書館へと向かう。

IMG_8290

近所の美食家でもあるサッカー選手に憑依した新巻鮭は、『聖闘士星矢』を1巻から読み返しながら、いろいろ考える。
考えながら、10巻まで読んだところで、かれは思いつく。

「新巻鮭からただの鮭に戻って川へ逃げ込めばいいんだ!
そうすりゃ、誰にも気づかれまい!」

近所の美食家でもあるサッカー選手に憑依した成金新巻鮭は、自分の会社へ行くと、自分のコンピューターで『〔新巻鮭をただの鮭に戻すプログラム〕をつくるプログラム』をつくる。
そのプログラムにまかせておけば、3日ほどで〔新巻鮭をただの鮭に戻すプログラム〕が完成するはずだ。

「オレは新巻鮭からただの鮭に戻り、
オレを新巻鮭にした奴らに復讐してやるんだ!」

しかし、成金新巻鮭は、憑依した近所の美食家でもあるサッカー選手を操っているつもりが、実は操られていることに、まだ気づいてはいないのだった。